エマルジョン燃料適用による舶用ディーゼル機関の環境適合技術に関する研究開発‐NOx削減・CO2削減の実用的技術の確立‐
研究実施期間:2014年12月01日 ~ 2015年07月31日
共同研究者
株式会社マリタイムイノベーションジャパン
ナノフュエル株式会社
研究の概要
舶用ディーゼル機関に関して、IMO TierIII NOx規制適合へ向けて各種技術開発が実施されている。エマルジョン燃料は燃費率を悪化させることなく、NOx低減およびスモーク低減を実現する燃焼改善特性を有しており、実用的で経済性が高いと考えられる技術である。このエマルジョン燃料適用時のNOx排出特性、燃費率特性の最適化を追究し、NOx削減・CO2削減の実用的技術を確立することは、船舶の環境性と経済性を満たす点から非常に有意義である。
本研究開発はエマルジョン燃料の有効性を検証することを目的とする。舶用ディーゼル機関の有害排出ガス(NOx、スモーク)を低減させ、実用的なNOx規制適合でNOx/燃費率のトレードオフを改善させる点について、各々数値目標を掲げて検証試験を実施する。
1. エマルジョン燃料生成時の安定性検証試験
2. エマルジョン燃料適用エンジン試験
3. 基礎燃焼試験
4. 試験結果の解析・考察
5. C重油でのエマルジョン燃料の安定性検証試験