荒天下を航行する船舶の最低主機出力決定法に関する研究
研究実施期間:2014年07月01日 ~ 2016年03月31日
共同研究者
国立大学法人広島大学
国立大学法人大阪大学
国立大学法人北海道大学
国立大学法人大阪大学
研究の概要
国際海事機関(IMO)では、国際海運からの温室効果ガス排出削減のため、新造船を対象にエネルギー効率設計指標(EEDI)規制を開始し、船舶の推進に係るエネルギー効率の要求レベルを今後段階的に現行レベルの30%まで引き上げる予定である。EEDI規制の開始に伴い省エネ技術等の開発・普及が見込まれる一方、EEDIの数値を良くするために過度に出力の小さい船舶が建造される可能性があるとの懸念が船主国・国際船主団体から示されたことから、EEDI規制では、燃費規制値を満足しつつ、荒天下における操船性能を維持するための船舶機関の最低出力を確保することが求められている。
本研究では、上記評価手法の技術的妥当性の検証などに必要となる荒天下を航行する船舶の最低主機出力を合理的に決定する方法の開発を実施する。