その他研究開発(共同研究等)

実稼動船への補機関用SCRシステムの搭載及び実運用試験

研究実施期間:2012年10月26日 ~ 2016年11月30日

共同研究者

株式会社商船三井

株式会社名村造船所

ヤンマー株式会社

研究の概要

 IMO NOx 3次規制対応の有力な方策であるSCR脱硝装置について、日本のスーパークリーンマリンディーゼルプロジェクトで技術開発と実船試験が実施され実用化の目途が立ったものの、SCR装備機関の認証方法も含めて実船における実稼動の課題を明確にして対策を検討する必要がある。
 本事業では、名村造船建造の22.5万DWTのVLOCの補機関3台それぞれにSCRを搭載し、実船での実稼動試験によってオペレーションを含めた実用上の課題を明確にし、必要に応じて対策を検討するとともに、スキームA認証における配管仕様や尿素水噴射位置等のNOxに及ぼす影響についての基礎データを蓄積して認証方法確立の一助とする。さらに、ECAにおいてもHFO使用の可能性があることから、1台のSCRをHFOで運転し、安定した脱硝性能が得られることを確認する。

研究成果報告書

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