その他研究開発(共同研究等)

自動避航システムの認証(安全性評価)に向けた検証実験

研究の概要

自動運航船の開発が我が国をはじめとする世界各地で進む中、IMO MSCにおいて2028年からの強制要件の導入を目指した作業計画が合意されるなど国際的な規則開発の動きも活発化している。このような状況に対し、本会はこれまでの実証プロジェクトへの参画、基準策定、関連認証の実施、また海事産業内外の動向調査を進めてきた。
自動避航システムは、自動運航船の開発において鍵を握るシステムであり、本会でもその認証方法について検討を進めている。この取り組みの一環として、自動避航システムの安全性評価手法の一つとして有用と考えられる評価領域図に関する検証実験を実施した。本検証実験は、船員の操船感覚に近い評価が可能となるよう多数の船長・航海士からデータを収集・分析する必要があることから、本会より一般社団法人日本船長協会に検証を委託し、2023年3月に最終報告書がとりまとめられた。

最終報告書

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