その他研究開発(共同研究等)

混気ジェットブラスト技術の修繕船への適用に係る研究開発

研究実施期間:2010年11月15日 ~ 2011年10月31日

共同研究者

財団法人日本船舶技術研究協会 株式会社アイ・エイチ・アイ・アムテック
シブヤマシナリー株式会社
中国塗料株式会社
内海造船株式会社
三上船舶工業株式会社

研究の概要

 新造船のバラストタンクの下地処理用に開発した混気ジェットブラスト装置は、環境に優しい技術であり、修繕船等、他分野への適用の可能性があることが明らかになった。 造船に対する実用化の見通しが得られ、今後はわが国造船業の発展のために、この技術を修繕船へ適用可能とすると共に技術の普及を図ることを目的とする。

1. 修繕船への適用のための技術開発
 修繕船の外板の塗膜は、バラストタンク等に比較して2倍以上の膜厚となっているケースがある。 また、新造船に比べて、ドック期間が限られており、直接コストに影響するためその作業時間を出来るだけ短くすることが重要である。
 修繕で求められる塗膜剥離作業の要件を抽出し、修繕現場に適したノズルの開発、修繕に適した装置の設計改造を行う。 新造船バラストタンク下地処理に比べて比較的大量のメディアを使用することが予測されるため、剥離した塗装とメディアを回収した後の処理技術についても研究開発を行う。

2. 混気ジェットブラスト技術の普及
 新造船の2次表面処理に適用可能な混気ジェットブラスト技術及び修繕用塗膜剥離の技術を普及するために、本技術を必要とする国内外造船所等を対象として一般公開や見学会、また、国際学会での発表、必要な広報のためのビデオ制作等を行う。

研究成果報告書

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