材料試験機

業務の概要

一般財団法人 日本海事協会(ClassNK)は、1899年に創立され、船舶、舶用機器、材料試験機などの試験・検査業務を行なう団体で、専門知識を持った検査員により公正な技術サービスを提供し、海運、造船、機械、鉄鋼、材料試験機などの関係方面より高い評価と信頼をいただいております。

ClassNKは、1946年に運輸省(現、国土交通省)から材料試験機の検査機関として認められて以来、永年にわたり第三者機関の立場から力計、一軸試験機(引張・圧縮試験機)、衝撃試験機、硬さ試験機などの材料試験機の検査・校正業務を行なっております。 

ご提供できる業務範囲(対象と適用する基準等)は次のとおりです。


対象 適用基準
弊会の試験機規則 JCSS 校正 JIS 規格
力計 -
一軸試験機
衝撃試験機 -
硬さ試験機
(ロックウェル C スケールのみ)
(ブリネル HBW10/3000)


対象 タイプ 校正場所 お申込み先 申込書書式
力計 環状ばね型
容積型、ロードセル型
持ち込み校正 試験機室 「記入時のお願い」も
合わせてご覧ください
一軸試験機 引張 油圧式、ねじ式 現地校正
圧縮
衝撃試験機 シャルピー
硬さ試験機 ブリネル、ロックウェル、
ビッカース、ショア

なお、上記の他、JIS B 7740で規定する衝撃試験機検証用基準試験片の値付け業務も行なっております。


問い合わせ先

一般財団法人 日本海事協会 試験機室
〒267-0056 千葉県千葉市緑区大野台1-8-3
Tel.:043-294-5549 Fax.:043-294-5706 E-Mail:tmd@classnk.or.jp

 

試験機検査業務の歴史

1899年 「帝国海事協会」創立
1946年 「日本海事協会」と改称、材料試験機の検査業務開始
1964年 東京支部に力基準機設置、力計の検査業務開始
1972年 「舶用材料試験機規則」及び「材料試験機規則」制定
1989年 東京支部に標準衝撃試験機設置、試験片の格付け開始
1991年 「舶用材料試験機規則」及び「材料試験機規則」を全面改正し、「試験機規則」制定
1993年 研究センター開設、標準衝撃試験機を移設
1996年 標準力基準機を研究センターに設置し、力計の検査業務を移管
2001年 力計のJCSS認定事業者として認定、JCSS校正業務開始
2003年 力計及び一軸試験機のJCSS認定事業者として認定
(一軸試験機が認定の範囲に追加され、9月からJCSS校正業務開始)
2006年 力計、一軸試験機及びロックウェル硬さ試験機CスケールのJCSS認定事業者として認定
(ロックウェル硬さ試験機Cスケールが認定の範囲に追加され、6月からJCSS校正業務開始)
2022年 ブリネル硬さ試験機のJCSS認定事業者として認定
(ブリネル硬さ試験機が認定の範囲に追加され、12月からJCSS校正業務開始)