条約関連

ClassNKは、世界の100ヶ国以上の政府から、その国に船籍を置く船舶に対して、海上における人命の安全のための国際条約、満載喫水線に関する国際条約、船舶からの汚染の防止のための国際条約、あるいは船籍国の国内規則に基づき検査を行い、証書を発行する権限を与えられています。詳細については弊会国際部へお問い合わせ下さい。

関連国際条約として次のようなものがあります。

  • 国際満載喫水線条約ICLL
  • 海上人命安全条約SOLAS
  • 国際海上衝突予防規則COLREG
  • 海洋汚染防止条約MARPOL
  • 国際トン数条約TONNAGE
  • 国際安全管理コード(ISMコード)
  • 船舶と港湾施設の保安のための国際コード(ISPSコード)

揚貨設備等の制限荷重等の指定

ClassNKは、ILO条約に基づき制定されている当会の規則により、新造船や改造船の揚貨設備関連の図面及び書類を審査し、制限荷重等を指定しています。

海上コンテナの検査承認

ClassNKは、海上コンテナの安全に関する国際条約及び通関に関する国際条約並びにISO規格に基づいて検査承認及び証明に関する業務を行っています。

EC舶用機器指令

欧州連合(EU)では、EU域内での製品の共通化の推進、安全性の向上及び環境保護を目的として、製品技術及び試験基準の統一化を図り、様々な分野で技術基準化のためのEC指令が発令されて、加盟各国により国内法として採り入れられています。 このような動きに応じて、船舶に搭載される材料・機器に関係するEC指令として舶用機器指令 (Council Directive 96/98/EC on Marine Equipment, MED) が1999年1月1日より実施されています。
EC指令は、Notified Bodyとして任命される団体はEU域内に設立されていることを要求しています。 ClassNKは、ロッテルダム事務所がオランダ政府からNotified Bodyとして認定されております。 ClassNKでは、現在、付属書A1救命設備、消防設備、防火構造及び海洋汚染防止設備(航海設備、無線設備及びCOLREG関連設備を除く)に関し、お申込みのあったモジュールでの審査・証明を行い、適合証書を発行しています。

なお、対象材料・機器の最新リストはCOMMISSION DIRECTIVE 2014/93/EC of 18 July 2014となります。