JCSS 校正業務
ClassNK 試験機室は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 (National Institute of Technology and Evaluation : NITE )により、計量法校正事業者登録制度(JCSS) に基づく「校正事業者」として登録されています。
また、認定国際基準(ISO/IEC 17025)に対応する「認定事業者」としての認定も取得しています。これら登録/認定された区分と範囲は下表のとおりです。 国際基準に対応した認定事業所は、その証として「ILAC MRA付きJCSS認定シンボルの入った校正証明書」を発行することができます。
校正証明書には、校正に使用した標準器、校正条件、校正結果が明示されます。
この校正証明書は、認定シンボルによって国家計量標準へのトレーサビリティが確保されると共に、一度の校正が世界中どこでも受け入れられるようにするための相互承認の仕組みにも対応しています。 ISO品質マネジメントシステムの構築や維持、取引先の外部監査など国家標準へのトレーサビリティの確保を重視される皆様、JCSS校正のご利用をぜひご検討下さい。
JCSS 校正の区分と範囲
区分 | 校正範囲 | |
力計: JIS B 7728(ISO376)による | 圧縮力 | 30N 以上 5000kN 以下 |
一軸試験機: JIS B 7721(ISO 7500-1)による | 圧縮力 | 1N 以上 10MN 以下 |
引張力 | 1N 以上 1MN 以下 | |
ロックウェル硬さ試験機(Cスケール): JIS B 7726に準ずる | 20HRC 以上 65HRC 以下 | |
ブリネル硬さ試験機(HBW10/3000): JIS B 7724に準ずる | 200, 500HBW10/3000 |
ILAC MRA 付き JCSS 認定シンボル 弊会は、認定基準としてJIS Q 17025 (ISO/IEC 17025)を用い、認定スキームをISO/IEC 17011に従って運営されているJCSSの下で認定されています。JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋試験所認定協力機構(APAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。 |